ピアノ・トリオのリハーサル(ヴァイオリン)
今回はピアノトリオのリハーサルのために宇都宮まで。
普段と少し違うのは、今回一緒に演奏するのはピアノ教室の生徒さん。
昨年とあるコンサートでご縁のあったピアノ教室の先生からお話しをいただいて、そちらの生徒さんたちとピアノトリオを共演することになりました。
やっぱり、室内楽・アンサンブルを経験するのは本当に大切だと思います。
自分だけの練習に比べて、経験値が何倍にもなる。もちろんその陰にはしっかりと個人練習したうえでの準備は欠かせませんが。
誰かと一緒に演奏するという行為は、演奏の土台をつくるうえでも大事です。
メンデルスゾーンのピアノトリオ1番は、一般的に知られている2曲のうちのいわゆる”有名な方”(個人的には2番も好きですが)。
ピアノトリオという編成全般に言えることですが、やはりピアノに求められる技量は高いものがあります。それに挑戦できるピアノ教室の生徒さんたちは素晴らしいですね。
昔、大学時代の先生のひとりが「(少し大雑把な言い方だけど)弦楽四重奏は4人で一つの楽器のように演奏するが、ピアノ三重奏はソリスト3人でも成立する」と言っていました。
見せ場は3人それぞれあって、その魅力を十二分に聴衆に伝えられるともちろん良いですが、それでも一緒にアンサンブルをし、一緒に感じ合うという瞬間が演奏の中で多く作ることが出来たらと思っています。
ちなみにメンデルスゾーンのピアノトリオ1番(通称”めんとり”)の2楽章はこの世で美しい曲のうちの一つだと思っています。それだけに冒頭のピアノのソロには、いつも期待してしまいます(笑)
本番は3月。生徒のみなさんもうひと頑張り、応援しています。
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