夏の発表会について(ヴァイオリン)
今年の夏の発表会が、少しずつ近づいてきました。
毎年この時期になると、「もうそんな季節か」と思う一方で、生徒さんたちの演奏や練習の変化を日々感じながら、本番に向けて少しずつ空気が変わっていくのを感じます。
リハーサル日まで、いよいよあと1か月を切りました。
そこで今回は、発表会やリハーサルについて、少しご紹介も兼ねてご案内を書いてみようと思います。
発表会はもちろん見学自由です。
また、発表会本番だけではなく、リハーサルの見学もご希望があれば可能です。
実際「どんな教室なのか」「どんな雰囲気でレッスンしているのか」「どんな年代の人が通っているのか」など、なかなかイメージが湧きづらいこともあると思います。
リハーサルでは、生徒さん同士の空気感や、本番に向けた少し緊張感のある雰囲気を見ることができます。
教室の様子を知っていただくには、むしろリハーサルの方が分かりやすい部分もあるかもしれません。
今年のリハーサルでも、例年通りピアノとの伴奏合わせと、合奏のリハーサルを行います。
普段のレッスンでも、場合によってはレッスン内で簡単に合わせたりすることもありますが、やはり本番と同じようにピアノと一緒に人前で通して演奏する経験は、とても大切です。
特に、小さなお子さんや発表会経験の少ない生徒さんにとっては、「人前で最初から最後まで止まらず演奏する」ということ自体が大きな挑戦になります。
家で弾けていても、いざ人前になると緊張して思うように弾けなくなることもありますし、逆に、本番のような空気になると驚くほど集中して良い演奏ができることもあります。
こうした経験を重ねながら、少しずつ「本番で演奏する力」が育っていくのだと思います。
また、伴奏合わせでは、自分一人で弾いている時には気づかなかったこともたくさん見えてきます。
テンポ感や呼吸、フレーズの流れ、音楽の方向感。
ピアノと一緒に演奏することで、「音楽を合わせる」という感覚が少しずつ育っていきます。
これは単純に上手に弾くこととはまた別の、とても大切な経験です。
そして、毎年恒例の合奏もあります。
今年も例年通り、3曲ほど準備しています。
ざっくり言うと、上級・中級・初級というような形で分かれていて、ヴァイオリンを始めて数か月の生徒さんでも参加できる曲もあります。
初めて合奏に参加する小さな生徒さんは、最初は「みんなで弾く」ということ自体に戸惑うこともあります。一人では弾けていたものが、集団の中だと難易度が上がったようにも感じます。
ですが、周りの音を聴きながら一緒に弾く経験は、一人で練習しているだけでは得られないものがあります。
自分だけではなく、周りと合わせる。
誰かの音を聴く。
タイミングを感じる。
全体の流れの中で自分の役割を知る。
こうしたことは、アンサンブルを通して自然と身についていきます。
やはり、ヴァイオリンという楽器をやる以上、合奏やアンサンブルの経験はとても大事だと思っています。
ソロ演奏はもちろん大切ですが、誰かと一緒に音楽を作る楽しさは、また別の魅力があります。
そして何より、合奏は単純に楽しいです。
普段は一人で練習している生徒さんも、「みんなで弾くと楽しい」「またやりたい」と言ってくれることが多く、発表会の楽しみの一つになっています。
特に小さなお子さんの場合、合奏を通して「もっと弾けるようになりたい」という気持ちが強くなることも多いように感じます。
また、発表会ではヴァイオリンだけではなく、一部の生徒さんはピアノでも出演されます。
教室では、全ての生徒さんではありませんが、「楽譜をしっかり読めるようになること」を目的として、ピアノのレッスンも並行して行っています。
いわゆる“副科”的な位置付けではありますが、実際に鍵盤に触れながら音の動きや和音を理解することで、楽譜を読む力や音楽全体への理解が深まっていきます。
楽譜を読めるようになれば、ヴァイオリンの新しい曲を練習する際にも、圧倒的にスムーズに進むようになります。
今年も、幼稚園に通う小さな子から大人の方まで、本当に幅広い年代の生徒さんが出演予定です。
ヴァイオリンを始めたばかりの初心者の方もいれば、コンクールを控えた生徒さんもいます。
当然、年齢も経験も目標も、それぞれ違います。
ですが、皆さんそれぞれが「今の自分にできる精一杯」を持って舞台に立ちます。
それが発表会の良いところだと思っています。
発表会というと、「弾ける人が出るもの」というイメージを持たれることもありますが、決してそれだけではありません。
もちろん完成度を高めることは大切ですが、それ以上に、「目標に向かって準備すること」や、「本番まで努力を積み重ねること」に大きな意味があります。
発表会の曲は、だいたい通常のレッスンより”少し背伸び”をした選曲を相談して決めています。
少し難しい曲。
今の自分には簡単ではない曲。
でも、頑張れば届くかもしれない曲。
そういう絶妙なラインを一緒に探しながら決めています。
もちろん練習中は苦戦することもあります。
なかなか思うように弾けず、悔しい思いをすることもあります。
ですが、発表会という明確な「本番・目標」があることで、普段より集中力も緊張感も少しずつ強度のある練習ができます。
そうやって積み重ねた練習は、本番が終わった後、大きな成長として残ります。
実際、毎年発表会後のレッスンでは、生徒さんの演奏や意識が一段変わることが多いです。
本番を経験したことで自信がついたり、「もっと上手になりたい」という気持ちが強くなったり。
発表会は単なるイベントではなく、成長の大きなきっかけになっているのだと思います。
例年ですと、ハープの生徒さんも一緒に行う発表会ですが、今年のみ諸事情により、ハープは春に発表会を行いました。
そのため、今年の夏はヴァイオリン中心の形になりますが、来年はまた通常通り一緒に開催できると思います。
発表会は見学自由です。
「これからヴァイオリンを始めてみたい」
「教室の雰囲気を見てみたい」
「どんな人が習っているのか気になる」
「子どもに習わせるイメージを知りたい」
そんな方も、お気軽にお越しいただければと思います。
発表会の詳細はこちらをご覧ください。
教室外の方には、ご予約をお願いしておりますので、見学をご希望の方はHPの問い合わせページよりご連絡ください。
本番まであと少し。
皆さんそれぞれが良い形で当日を迎えられるよう、最後まで一緒に準備していきたいと思います。
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