今週のコンサートたちが無事終了（ヴァイオリン） | 出演コンサートやコンクール、埼玉のヴァイオリン教室についてご紹介しております

今週はまずオーケストラのコンサートが都内でありました。

シューマンのピアノ協奏曲、尾高尚忠のフルート協奏曲やシュトラウスの美しき青きドナウなど。

その本番が終わり次第、駆け足で東京駅に向かい、人生初の寝台列車へ乗車。 次の日の仕事が広島で、朝からリハーサルだったため、寝台列車が唯一の移動手段だったので。 少しハードスケジュールでしたが、初めて乗る寝台列車はなんだか秘密基地のようで楽しかったです（笑）

そして、そのような手段とったにも関わらず現場に着いたのはギリギリ遅刻。。

まあリハーサル自体は出来たので良かったですが、ひやひやしました。申し訳なかったです。

その日はとある企業様の式典での演奏。

ピアノ五重奏の編成でいろいろな曲を演奏しました。

そして、一息ついた後は午後からもう一つのコンサートのリハーサル。

ピアノトリオのコンサートです。

こちらのコンサートの目玉はメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番とベートーヴェンの交響曲第6番「田園」のピアノトリオ版。

メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番は、ピアノトリオの代表曲。 とにかく最初から最後まで良い曲。（ピアノが特に難しい）

個人的には、2楽章冒頭のピアノのソロで毎回泣きそうになります。

ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」は、こちらも言わずと知れた有名なオーケストラの曲。それを今回ピアノトリオ版で演奏しました。

初めての試みだったので、実際リハーサルをするまでちゃんと「田園」になるのか少しの不安がありましたが、意外と（？）ちゃんと「田園」になっていて、楽しくリハーサルできました（笑）

もちろんオリジナルはオーケストラのための作品なので、余程、必要性がないと出来ませんが、いつか交響曲の他の番号もピアノトリオで演奏できたら、オーケストラコンサートのようなプログラムがピアノトリオで出来るなとか思っています。

今回のプログラムには他にヘンデル＝ハルヴォルセンのパッサカリア。

こちらはヘンデルの鍵盤楽曲をハルヴォルセンというノルウェーの作曲家・ヴァイオリニストがヴァイオリンとチェロの二重奏に編曲したもの。

変奏曲になっていて、主題のメロディーはなんとなく聴き覚えのあるものかもしれません。ヴァイオリンとヴィオラでも演奏されます。

弦楽器同士の二重奏曲としては結構、演奏回数は多いけど、難易度は意外と高い。油断できない曲です。

当日の会場はありがたいことに満席で、程よい緊張で楽しく演奏できました。

今回は3日間も練習できたことが大きかったですが、何より共演者のお二人が演奏家としても人間としても素晴らしく、リハーサルもコンサートも幸せな時間を過ごせました。

こういう時間のために音楽をやっているんだなと、久しぶりに思えた本番でした（笑）

もちろん自分の演奏はしっかり顧みて反省すべきところはして、またこのような良い音楽の時間がつくれるように精進したいと思います。